新井家具ベッド館 & 東京ショールーム STAFF blog

新井家具ベッド館のスタッフブログです。東京ショールームの様子も更新します!!

M島の営業回顧録 その6

ごきげんようM島です。

 

4月より順調に売上を伸ばして行き秋も深まった11月に業界を震撼させる事が

おこります。

 

関西ではコマーシャルも流していた大阪木材工芸という大手が倒産しました。

大阪市内、神戸市内、枚方市に3店舗も構え当時の大手家具店です。

百貨店に商品を納める卸業もしていました。

 

私の会社も契約書を締結していましたが、与信金額は200万円でした。

大阪木材工芸は大手ですので、支払い条件は半金半手、手形サイトは120日でした。

私の会社は危ないだろうと判断していたので、現金支配で契約しました。

売掛金は現金決済でも締め日から支払日まで1ヶ月(店によって違うが)日があきますので、

200万円の与信金額ですと月々の販売額は100万円以下(平均)となります。

3店舗の販売調整も大変でした。1店舗あたり月額33万円以内、高級ベッドのめーかーですので、3~4台しか販売できません。

展示の注文は断り、注文が多くて与信金額近くになると

売り越し商品は欠品中ですと納入可能日を支払日以降にするなど

大変な思いで営業していました。

 

私の会社の債権は200万円以下ですが、アイビーベッドと競って商品の導入や販売に力を入れていたのがシーリージャパンでした。

私の会社が消極的なのにこの2社は大量の商品を大阪木材工芸に販売していました。

展示を拡大して行って、売上の競争をしていたのです。

 

こちらの2社の支払い条件は半金半手、サイト120日です。

月平均500万円の売上ですと1,500万円の負債。

月平均1000万円の売上ですと3,000円の負債を抱え込みます。

この2社は月平均800万円~1200万円くらいの売上がありました。

 

そして数日後アイビーベッドが連鎖倒産するのです。