ごきげんようM島です。
アイビーベッドが倒産した。
これを聞いたのはアイビーベッド時代から苦楽を共にしてシOOOに転職した
3名で大阪の堺市にある、大型家具販売店の倉庫市(年2回ある)の販売応援の時でした。
長年御世話になり、一緒に働いてきた人も多く残っていましたので、何ともいえない気持ちになりました。
販売応援が終わり、3名で居酒屋に行ったのですが、みんなため息ばかりです。
飲んだ後、酒を抜くのに近くのスーパー銭湯に行きました。
そこで1人が滝の中の修行のように打たせ湯に頭からあたり、
思いっきり泣いていたのを今でも鮮明に覚えています。
彼はアイビーベッドに残った、お世話になった先輩から、アイビーベッドに残って
一緒に頑張ろうと熱心に誘われていたのですが、将来性を考えてシOOOに転職したのですが、その時先輩からうらぎりものと罵られたそうです。
その複雑な気持ちが打たせ湯にも負けない大粒の涙になりました。
私は実は働いていた会社が倒産したのはこの時2度目になります。
アイビーベッドに入る前には関トシ商事株式会社という会社に就業していました。
こちらは京都の家具総合問屋です。
私の担当は奈良県から三重県にかけての家具販売店に家具を卸す営業の仕事です。
働く環境は今考えると本当に悪かったと思います。
ハイエーストラックに自家配送で家具を運びながら営業をするスタイルです。
雨の日はビニールシートで家具を包み込みロープできっちりと固定して
走ります。大阪府内にはいくつものライバル問屋がありましたが、
ほとんどがライトバンで営業していました。(配達しなくてよい)
決定的に違うのは関トシ商事のハイエースにはクーラーが付いていないことです。
京都から奈良、三重県は当時高速道路もなく長距離をクーラーの無い夏は本当に
大変でした。