ごきげんようM島です。
関トシ商事の営業が大変なのは夏だけではありませんでした。
新入社員の私には走行10万キロを超えたトラックが与えられ
毎年真冬に3回もトラブルに巻き込まれました。
エンジンが止まって動かなくなりました。
社員は迎えに来る事はなく、修理専用の自動車業社がくるのですが、
三重の途中では昼過ぎから9時間も待たされました。
エンジンがかからないから、一切暖房もありません。
当時は携帯電話もありません田舎道ですので、止まった場所から
公衆電話のあるところまで、4キロ近く歩きました。
途中たこ焼きを売っているワゴン車があったので、
食事と暖をとらせて、もらいましたが、動かないトラックに戻って、
4時間以上待ちました。
この2回目のエンジンストップのときに廃車になりました。
走行距離は20万キロを越えていました。
もう1回のトラブルは真冬に走行中橋の上でパーンと大きな音がなって
フロントガラスが全面割れた事です。
パチンコか何かで狙われてフロントガラスが割れたと思って警察を呼びましたが
現場検証したところ亀裂を見て何かに当たってわれた亀裂ではない。
外は寒く中は暖房で熱く温度差とフロントガラスの老朽化で割れたと言う事です。
本当に危険なので、車は老朽化する前に(動かなくなる前に)買い換えて欲しいものです。
こんな最悪の労働条件と低賃金ですので、転職を当然考えていたのですが、
当時は婚礼タンスが良く売れていて、私の担当地区の奈良、三重は荷出し(婚礼タンスを含む家具の先方への荷入れをするとき家具やトラックを飾る事)が派手で
女の人の婚礼と同じくらいの行事だったのです。
この時荷を出す側と入れる側の2箇所からご祝儀をいただきます。
その金額が名古屋以上に多い地域でした。(当時テレビドラマで名古屋嫁入り物語があり
荷出しのことも紹介していました。)平均3万円、最高額は7万円ありました。