新井家具ベッド館 & 東京ショールーム STAFF blog

新井家具ベッド館のスタッフブログです。東京ショールームの様子も更新します!!

マットレス表示法変更 その8

ごきげんようM島です。

先日のブログの続きになりますが、
日本酒ブームの前に日本酒の表記が変わりました。
特撰、上撰、佳撰と表記されてきたのを
米100%のものを純米酒、アルコールを添加したものを醸造酒と分け
醸造酒は精米歩合を70%以下に定め、精米歩合を特に決めていないものを
普通酒ときめました。
また、精米歩合60%以下のものを吟醸酒、50%以下のものを大吟醸酒
決めました。

ある、一定の商品価値にそって表示がされるようになったのです。
内容の表示をなくした、日本ベッド工業会とはまったく逆の方向性です。

精米歩合とは70%になると、米を30%削って残りの70%で酒を作る事になります。
大吟醸は50%以上米を削るので雑味がなく、透明感のある味になります。
当然削って使わない部分が多いので原価も上がり高くなりますが、
よりおいしいお酒が出来るのです。

日本酒業界は上から純米大吟醸純米吟醸純米酒大吟醸吟醸醸造酒、普通酒
という風に7段階に表示されるようになりました。

会社の近くにコストコがあり、私も良く利用していますが、
友達から純米大吟醸が安く売っていると言われ、それは一升瓶でですか
と確認すると、一升瓶だそうで、後日店舗に行ってみると
純米大吟醸ではなく大吟醸が2,000円ほどで販売されていました。
大吟醸というのはベースの米は50%以下に削っていますが、
醸造アルコールを添加して水増ししていますので、価格も安く出せるのです
これは表示通りなので何も問題ありません。

私は日本酒で、アル添商品(醸造アルコールを混ぜたもの)を飲むと
次の日に頭が痛くなる、二日酔いの症状で苦しむので、2合以上は飲まないように
しています。私は純米酒だけですと1升以上はのめますが、純米酒では、
二日酔いになった事がありません。
いい物は体にもいい、ベッドも体にいい物をおススメしたいと思います。

マットレス表示法変更 その7

ごきげんようM島です。

先日のブログで私が酒好きという事で、ウイスキーの会社の話をしましたが、
今回は日本酒の話をしようと思います。

良く一番おいしいお酒はなんですか、と良く聞かれます。
私は即座に日本酒と答えます。
ただ、酒のうちで一番体に悪いのも、日本酒です。(おいしいものは体にわるいですね)
最近では極力飲むことや家で飲むことは控えています。
私は毎日酒をたしなみますので、今はウイスキーか焼酎中心に飲んでます。
蒸留酒は糖質が低く、プリン体が0です。)

ウイスキーと並んで今ブームが来ているのは日本酒です。
ただ、有名な酒造メーカー(白鶴、白鹿、松竹梅、黄桜などコマーシャルを放映している所)ではなく、地方の小さな酒蔵で作られる純米酒が人気となってます。

戦前からお酒といえば日本酒が主流でしたが、長く低迷期を迎えます。
それは有名な酒造メーカーが利益を追求して、こぞって三造酒という3倍に他のアルコールで薄めた酒を販売したことが、発端です。
日本酒というのは米から作り、米だけで作った作ったものを純米酒と今は言うのですが、昔はアルコール度数だけで特級、一級、二級と表記したり、特撰、上撰、佳撰と表記されてきましたが、ほとんどが他のアルコールを添加したもの(通称アル添といいます)
この添加するアルコールはエチルアルコールで味はまずくなるし、頭が痛くなるので、
二日酔いにもなります。消費者にはいいところはすくないのですが、製造メーカーは儲かるのです。

こういった本物ではない、まがい物を長期にわたって販売した結果が、
日本酒メーカーの長きにわたる、低迷に繋がるのです。
日本人は本当においしい日本酒を長い間知らないでいました。

この後、ベッドメーカーとのはなしにリンクするのですが、
自分の大好きな日本酒の話になり、思わず話が長くなりました、
つづきは次号でご紹介致します。

宜しくお願い致します。

マットレス表示法変更 その6

ごきげんようM島です。

先日のブログで同族経営のことに触れましたが、サントリーも少し前までは
同族の経営を続けていましたが、外部から社長を招きましたね。
元々レオックという給食などを配給する会社の社長でしたが、
コンビニエンスストアのローソンの社長をへて、サントリーの社長に就任されました。

実は私は部類の酒好きでして、ウイスキーも多種多様、現在もよく飲んでます。

35年ほど前、サラリーマンや一般の憩いの場にスナックがいたるところにありました。
最初はサントリーオールド(通称ダルマ)というウイスキーをキープ(1本買って店に置いてそれを水割りなどにして飲む)していたのですが、このとき、オールド全盛期で
ある時期に味がガラッと変わったなあと思いました。これは私の推察ですが、オールドが売れ過ぎて在庫が底を突いたのではないかと思っています。ウイスキー(オールドなどは)熟成期間が5〜8年ほど必要になります。これが味と風味の決め手になるので、在庫が少ないからといって急に増産して出荷できるものではありません。(また、推察です)残りの少ないオールドに他のアルコールを混ぜて売る。味や質が低下したのは間違いありません。
それまでウイスキー(特にサントリー)は大変人気で当時絶好調でしたが、
その頃を境に売上の低迷に入っていくのです。

数年前にNHKでマッサンという日本のウイスキー創業者(こちらはニッカウイスキーですが)の話がドラマ化され、現在まで、再び大きなウイスキーブームが訪れました。
ハイボール人気も手伝い、角瓶がやや品薄になったかなあと思う時期に角瓶商品のコマーシャルを減らして、トリスハイボールのコマーシャルばかり流してました。
また、今年はもともと生産量の少ない白州17年や響が品薄になったので、在庫限りで完売するという処置をとりました。偽装などして無理に販売しない、うそをつかない。
35年たって、外部から社長を招いて内容は変わりましたが、本質を変えないサントリーには好感を抱いています。

サントリーは世界にマーケットを広げいろんなことにチャレンジして変貌しても
本質がかわりません。ベッド業界もメーカー各社も業績ばかり追いかけずに本質を追求してほしいと思います。

マットレス表示法変更 その5

ごきげんようM島です。

テレビはあまり見ないほうなのですが、たまたま、先日ドラマでハゲタカという番組があり、
ハゲタカの主人公チームがベッドメーカーの買収に乗り出すというもので、
興味があり、ところどころ見ていました。

最後には見事、銀行側が有利なところでハゲタカが逆転で買収をはたすのですが、
最後にかたせ梨乃扮するベットメーカー社長の解任を求めたとき、
先代の社長はベッド作りに専念して、ヒット商品を作り、なにより、社員を愛していた。
それを受け継いだあなたは会社のことより自分のことを優先して、会社に多大な損失を与えた、、、、

企業は大きくなればなるほど、他社との競争にさらされ、
多大な利益を生みだすことだけに奔走して、方向性を見誤る企業も出てくるでしょう。

先日、東京スプリングの社長にお話を聞きましたが、
表示法に反して、スプリング鋼材の内容、コイル数、詰め物の種類をマットレスにきちんと表示続けます と力強く言われました。

東京スプリングはそんなに大きな企業では御座いませんが、社長以下同族で経営されていて、社員を愛し、販売店を大切にして、何よりベッド作りには誠意と自信を感じます。

私ども販売店も信念をもって、物作りされている企業を皆様に紹介して、
より良い商品を長くお使いいただきたいと思います。

マットレス表示法の変更 その4

ごきげんようM島です。

ワールドカップなどサッカーの試合で日本のサポーターが試合終了後
ゴミなどをきれいに清掃して帰って行く、世界的にも、絶賛されています。
日本人のいいところです。

しかし、日本人は金額の高いものはいい物と思い込む方が多くおられます。
弊社ではいろんなメーカーの実物のマットレスを裁断して展示しております。
販売価格はこんなに高いのに、内容はまったく比例しないものや、
価格の割にはこんなにいい商品を製造しているメーカーなど
一目瞭然ですので、弊社にご来場の際は是非、説明を受けながら、
見ていただきたいです。

マットレスは経年劣化でへたってきます。
展示しているもので、試されても耐久性まではわかりません。
高額で購入したのに5年もたたずにへたり初め腰痛に苦しまれる方も
大変多く、ご相談してまいりました。

弊社は一店舗(ベット館は)の小売店ではございますが、
今後も各メーカーの商品の内容を研究して、警笛を鳴らして、
少しでも良い方向に業界が向けばと思います。

マットレス表示法の変更 その3

ごきげんようM島です。

一般的に一部の商品を除いてノンスプリングマットレスの寿命を聞かれますと
8年前後と答えています。
(それ以下のものや、耐久性の高いものもございますが。)

あるメーカーでは8年くらいでへたると思われる部分のパーツ販売もしています。

低価格で販売数量を伸ばしている、輸入スプリングマットレスは価格帯が違うので
それほど、国産スプリングメーカーに影響は少ないのですが、ノンスプリングマットレス
は価格がスプリングマットレスと同じくらいのものから、それ以上の価格のものまであります。

ここからは私の推察ではあるのですが、(遠からず、、、、)
耐久性の劣るノンスプリングメーカーは販売量が増えて、耐久性の高いスプリングメーカーの販売量が減っている、、、、、、
耐久性が高ければ、買い替えも先になり、販売にも影響する。

スプリングメーカーのトップはどう考えるでしょうか。
当然未来のことより、今の状況を好転するようにするでしょう。

私はスプリングメーカーに長くおりましたので、この業界が今後も
盛況で健全であることを願うばかりです。

マットレス表示法の変更 その2

ごきげんようM島です。

ここ2〜3年前からスプリングメーカーの国内販売が減少しています。
要因としては輸入マットレスの増加とノンスプリングマットレスの販売拡大です。
有名メーカーの経営者は大きなプレッシャーの中、躍起になっていますが、
この流れは当分続くとみられます。

売上が減少していけば、当然利益だけでも上げなければなりません。
当然商品コストを抑えようとしています。

安い材料を使用することや、品質を落とせば、耐久性に影響します。
買い替え前に20年近く使用していて、寝心地もいいので、
同じメーカーにしたのに、こんなに早く中央部がへこんで来た。
なんてことが、今後起こりえるのです。

お客様から国産マットレスの寿命を聞かれますと、
体重差や使い方にもよりますが、平均10数年くらいですと
お答えしていましたが、今後は自信を持ってお答えできるメーカーが
限られるかなあと思います。

今後も怠り無く、真摯に商品を見て、研究して、
自信のある商品を売り続けたいと思います。