新井家具ベッド館 & 東京ショールーム STAFF blog

新井家具ベッド館のスタッフブログです。東京ショールームの様子も更新します!!

M島の営業回顧録 その41

ごきげんようM島です。

 

シーリージャパンの関西営業所が順調に売上を上げていた頃、

会社は飛躍的に売上を伸ばします。

 

社長陣頭指揮の下、販売員を増やして、教育し、現場に派遣します。

 

当時では高額の時間給与で募集をして、関西営業所でも

大変多くの応募がございました。

そこから採用して、販売教育をして、各店舗のベッド売り場に

派遣します。

主力の販売店には販売員を派遣しますので、

全国的に売上もあがり、この年以降売上記録を伸ばしていきます。

 

有名大学からの新入社員も採用していき、

売上、人員も充実していきます。

この頃アメリカではテンピュールがシーリー社を買収して、

テンピュール・シーリー社が誕生します。

 

リーマンショックの時にシモンズは倒産します。

アメリカの破産法、日本で言う会社更生法で再建され、

今に至ります。

シモンズとシーリーはこの時本業のベッド以外の不動産や有価証券

などに資産を使っていましたので、リーマンショックでシモンズは

倒産、シーリーはそのときの負債で経営が厳しい状態でした。

 

年々経営が厳しくなる中、最後はテンピュール社に買収され

テンピュール・シモンズ社が誕生します。

 

この事が日本のシーリージャパンにも大きな影響を及ぼします。

M島の営業回顧録 その40

ごきげんようM島です。

 

新井家具 ベッド館は販売する人間が仕入れもしますので、お客様のニーズにあったものを仕入れして展示をします、仕入れも1人ではなく複数名で担当するので、いろんな種類、パターンのベッドが売り場にございます。

 

また、みんなが配送経験もあり、商品の組立もしますので、

ベッドの構造や強度、長所、短所に精通しております。

ベッドのご相談を受けても真摯に対応いたしますので、安心です。

お気軽にご来店ください。

 

話は私がシーリージャパンにいるころに戻ります。

 

入社から数年、関西営業所の売上も順調に伸びて行きます。

その間にシ○○○から社員を引き抜いてシーリーに入社して戦力になる人を

指導し、ノウハウを伝授した○尾専務は静かに退職されます。

 

また、私の入社時に御世話になり、ご指導いただいた、○松常務も

その数年後シーリージャパンが営業権を譲渡したときに退職され、

有名寝具メーカーの取締役を経て、

アメリカの高級ベッドの輸入会社の代表に就任されました。

 

昨年両名が他界されました。

お二人とも激動のベッド業界で活躍されましたが、

早過ぎるお別れです。

ご冥福をお祈りいたします。

 

M島の営業回顧録 その39

ごきげんようM島です。

 

新井家具ベッド館の強みは、ベッドのスペシャリストが数多くいる事です。

ほとんどの人員が、商品の仕入れ価格をしり、商品の特徴、特性をしり、

現在どの商品が在庫過多なのか、よく知りえております。

 

仕入れ価格を知っていれば、廃盤や処分商品を利益の多い商品と

組み合わせて販売すれば、大きく損をして販売しなくてもすみ、

会社の利益を守る事になります。

 

ほとんどの販売店仕入れ部門、倉庫配送部門、販売部門に分かれています。

販売部門をメーカーの応援人員だけで運営している店舗もございます。

景気のいいころは人件費も削減され、宣伝広告費に経費を回してよかったのですが、売上が減少していきますと、自社の売上しか考えませんので、

自社商品の売りこし商品のみを販売します。

 

当然、現品商品、処分品、はては自社の廃盤商品も売りません。

店舗の展示の半分以上がそういった商品のところがございます。

 

こういった店舗はベッドの数は多いですが、

お客様の欲しい商品が少なく、いろんなニーズにこたえられません。

たまたま見つけた商品を買おうとしても、販売員が自社の商品でないと

難癖をつけて、売らないようにするケースもございます。

 

メーカーの応援人員はお客様やお店のことなど考えていません。

自社の商品が売れることだけ考えています。

お客様に有益な情報を与える事もほとんどございません。

なかには間違った情報を与える場合もあり、本当に嘆かわしいです。

 

 

M島の営業回顧録 その38

ごきげんようM島です。

 

量販店は展示商品や在庫の回転率など全て数字で管理されているところは

廃盤滞留品の処理、処分がスピーディに行われます。

(メーカーに返品して、新商品に入れ替えさせるケースも多分にあります)

 

新井家具店 ベッド館はメーカーに対して返品などして、

入れ替えをしたりしません。

仕入れた商品は責任を持って販売しますので、

メーカーも安心して商品提供して頂けます。

 

また、入れ替えた商品を格安で販売して頂けますので、

アウトレットコーナーも充実いたします。

(中には通常で仕入れして、廃盤になった商品を格安で販売して、赤字になる商品もございます)

 

昔、アイビーベッド時代に家具屋はいいぞ、食べ物や見たいに食材が腐ったり

賞味期限が来て廃棄したりしなくてすむので、在庫品、展示品の価値がさがらない。という店主が多くいました。

 

現在は1年間売れない商品は売れる価格で売らないと不良在庫が

どんどん膨らんで、在庫金額の圧迫や資金繰りにも影響します。

新井家具店の不良在庫は1%未満のごく少量ですが、

ベッドを大量に展示している店を見ていると半分くらい

1年以上売れていない商品の展示がある販売店もあります。

 

そういう販売店は売り場に鮮度がないので、

買いたいフレームがあまりありません。

マットレスも偏りがちになります。

 

弊社のベッド館は大阪に1店舗のみですが、全国からご来店いただいておりますが、ほとんどの方に満足頂していると思います。

今後共に皆様に指示される売り場の鮮度を保ちたいです。

 

M島の営業回顧録 その37

ごきげんようM島です。

 

シ○○○のときの棚卸しは半年に1度でした。

管理部門の専属員が出荷、入庫を担当して、バーコードも使用していますが、

それでも棚卸し差異は出てきます。

そのときの差異は棚卸しごとに修正しています。

(売上に対して、出荷間違いはないか、入庫間違いはないか、調べて、

売上に対して何パーセント内なら修正できるようになっていました。)

 

シーリージャパンは人員も少なく、売上を突き詰めるあまり、

在庫の管理がおろそかになっていました。

 

メーカーや大型店舗の小売店は在庫管理で苦労している責任者は

多いと思います。

こういった事に労力や時間を費やすのは本当に会社にとって

マイナスです。

 

シーリージャパンでの苦労が在庫に対しての意識を高めて、

実際の棚卸し数量と実際の商品数とは絶対にあわさなければ

ならないと固く信念を持つようになります。

 

現在の新井家具店ではまず、廃盤になって売れない商品を

特に1年間以上滞留している商品を販売していき、ほとんどの滞留商品を

販売いたしました。

現在ではベッドフレームとマットレスの廃盤で1年以上滞留している商品は全体の1%未満になりました。

 

 

M島の営業回顧録 その36

ごきげんようM島です。

 

シーリージャパンでは営業の仕事以外に

棚卸しや倉庫管理の大変さがよくわかりました。

特に棚卸しは最初から商品が紛失などで、ないものが多く

帳簿と実際の商品が違っていたこともあり、きれいにあいません。

 

当時の上司はイイ事(いいことは何もないのに)も負の遺産も引き継いで、修正して行けと命令されましたが、

当然最後の最後まで合う事はありませんでした。

 

棚卸し報告は毎月ありましたが、最初から合わないものを

あわせるのには大変な作業で、毎回深夜までこちらの棚卸し

付け合せ作業が繰り返しございました。

本当に苦痛なだけの作業でした。

 

前の会社のときは棚卸しを管理部門の人間が担当していましたので、

こういった作業はございませんでした。

 

しかしある大型量販店の店長から御社の納品された電動ベッドが

倉庫からなくなっているので、今月末の棚卸しまでに、

返品伝票をあげて欲しいと言われました。

納品は1年半まえにされていて、納品時の受領印まで

確認致しました。

 

何とか便宜をはかるのでと、お願いされましたが、

断り続けました。

(翌年の先方の棚卸し前にもお願いされました。)

こちらのお店でも棚卸しが合わずに苦労されていると思いました。

 

 

 

M島の営業回顧録 その35

ごきげんようM島です。

 

シーリージャパンの関西営業所に見○さんが百貨店、ハウジング部門の

責任者として、シ○○○から引き抜かれました。

これも○尾専務が熱心に説得されたからです。

 

私はシ○○○から人員を引き抜いたりした事はありませんが、

私がシーリーにいることで、アイビーベッドから転職した、元同僚は

人事異動で地方に転勤することや不当なパワハラなどは受けずにすみました。

現在は私が小売店に転職したので、引き抜きなどの心配がなくなったところで地方転勤を命じられたものやパワハラで精神的にダメージを受けたもの、現在は相当苦労しているみたいです。

 

このころのシーリージャパンとシ○○○を比較したら、シーリージャパンの方の人員が圧倒的に不足していましたので、劣っている面が多く倉庫、営業所の在庫管理はシ○○○の方は

倉庫管理部門が営業所ごとにあり、営業は在庫の管理、棚卸し、

商品の出荷、荷受や催事の商品積込みや配送手配など

いろいろございますが、シーリージャパンは関西の倉庫在庫にかぎり、

すべて、営業がしなくてはなりませんでした。

 

また、営業範囲の広さも大変でした。

シ○○○は近畿地区のみでしたが、シーリージャパンは近畿に加え

四国4県も関西営業所のテリトリーになります。

当時営業人員も少なく、遠方の得意先の訪問もあり、

多くの作業量こなして、営業員を補充しながら、

関西中心に得意先の新規開拓にあたり、売上を伸ばしていきました。

 

会社が変っても仕事量や忙しさはかわりません。

日々売上のプレッシャーに打ち勝ち、営業所を運営していきます。