ごきげんようM島です。
シOOOの営業で大変だったのは売上予算だけの話ではありません。
各得意先に与信金額が決まっていて、その金額を1円でも超えると
その店に対して、商品の出荷が止まるのです。
お客様と納品日を決めた売りこしの商品が出荷されなくなります。
担当員は大慌てで、得意先から怒られる、先方の信用は低下する、
本当に大変です。
通常よりたくさん販売してもらって、喜んでもらうはずが、逆に怒られる事に
なります。
こうなると予算を達成するにも、販売好調なお店に、よりたくさん売り込んで買ってもらうのも与信金額との兼ね合いがありますので、必然と月別の販売金額(目標予算)が決まってきます。
特に気をつけたのは新井家具店 ベッド館ですね。
当時の会長はとても怖い存在で(怒られた事は一度もないのですが)
与信割れで現金をもらいに行くのが絶対に嫌でした。
契約書を交わすときも2度もシOOO本社の社長と店舗を訪れ
何とか契約を交わす事になりましたので、集金日以外に金を頂きたいと言ったら
多分ですが、そういう取り決めがあるなら、なぜ契約書に書いていないと
突っ込まれていたでしょう。
当時のベッド館店長(現社長)は、値切って買う(そのかわりに沢山買っていただける)
のが業務の日課でしたので、この商品を10枚買うからいくらにしてくれ、
20枚でもいいぞと突っ込んでこられますが、こちらはそれに応じて商品を安く
提供したら、与信残額は急に少なくなり、自分の首を絞めるだけです。
安くしなかったら、在庫購入などしませんので、出来ませんと突っぱねていたので、
店長はがっかりしていたでしょう。
あーあーアイビーベッド時代はよかった、仕入れが楽しかったと。
新井家具店 ベッド館はこの時代から年々ベッドの販売を増やして、
高額の商品もよく、販売して頂いたので急に与信残額が少なくなることも予想しておかないといけません。結果メーカー側の利益の確保にもなります。