ごきげんようM島です。
だんだん、家具店の収益のメイン商品である婚礼タンスがだんだん売れなくなりました。
この頃から住宅やマンションににクローゼットが付きはじめタンス自体が不要に
なっていくからです。のちのち下駄箱や食器棚まで、住宅に設置されていわゆる
箱物が売れない時代がきます。
箱物に対して、脚物(ソファ、ベッド、ダイニングセット)は
住宅メーカーがセットして販売されないので、
今後は脚物を扱う会社は伸びるのではないかと漠然と考え出します。
話は戻りますが、アイビーベッドの京滋地区の責任者が
腰が悪く手術すると言う事で、お見舞いに行ったときに、
自分はこの会社を辞めて田舎に帰るので、欠員がでるので、
会社に入らないか。
と勧誘を受けます。
アイビーベッドの勧誘を受けてから1週間後
関トシ商事の営業部長から食事のお誘いを受けます。
営業部長は独立してユOOO社のオリジナル商品を販売する代理店アート50京都を
設立するので、是非来て欲しいと。
食事の後、関トシ商事のビルの前に車を止めて
<このビルの半分はわしが、建てたようなもんや>と考え深くつぶやきました。
<ユOOO社は塩ビ(塩化ビニール)で日本一の会社や、日本一と言う事はこれから、
無限に伸びる会社だぞ。> この頃関トシ商事は業績不振で年々売上を落としていました。
厚遇するから、良く考えてほしいとの事でした。
厚遇すると言うだけあってアート50はアイビーベッドの1,5倍の給与でした。
条件はいいのですが、塩化ビニール商品が廃棄の問題などで、今後も
売上を伸ばす事はできるのか。ベッドは普及率が上がると思っていましたし、
売上が伸びれば、給料も自然に上がっていく。
アート50は少人数の会社ですし、最初給料は多いのですが、
昇給はほとんどないだろうと思っていました。